企業のタグライン(スローガン)で有名なものというと、Appleの “Think different.” や、Nikeの “Just do it” などがありますね。タグラインはロゴとともに企業のブランドイメージを瞬時に印象付ける非常に重要な要素です。特にこのグローバルな時代に、洗練された英語のタグラインを有することは、日本企業であっても必須と言えるのではないでしょうか。
今回は、弊社における企業の英語タグライン開発プロセスの一般的な6つのステップをご紹介します。尚、弊社には経験豊富なネイティブコピーライターが複数おりますので、日本語の翻訳ではなく、最初から英語で進めていくことが多いです。
6つのステップはこちらになります。順番に解説していきます。
- ヒアリング
- 競合他社分析
- キーワードリサーチ
- タグライン開発
- サブコピー開発
- 検証
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ヒアリング
お客様のご要望を注意深くお伺いします(日本語または英語で)。企業理念や今後ありたい姿、主なターゲットやその具体的なペルソナに至るまでできるだけ詳細の情報を伺っていき、ご提案の精度を上げていきます。
2.競合他社分析
まずは、競合他社を中心に既存のフレーズを分析します。業界内のトレンドを把握し、他社との差別化を図ります。
3.キーワードリサーチ
お伺いした情報と競合他社分析をもとに、キーワードの候補をリスト化していきます。多面的な要素を含める場合、複数の種類のカテゴリーを作成し、それぞれのキーワード候補を挙げていきます。キーワード選出は、コピーライターのセンスが特に問われる作業です。
4.タグライン開発
選出されたキーワードのリストから様々な組み合わせを作成していきます。考え得る出来る限り多くのパターンを作成していくことがポイントです。
5.サブコピー開発
通常はタグラインに付随する2−3行のサブコピーもセットでご提案していますが、このサブコピーも同時に検討していきます。キーワードを考慮しながらタグラインを簡潔に説明する文章を作成します。
6.検証
上記のプロセスを総括して、多角的に検証します。お客様のご要望をしっかりと反映できているかどうかチェックをしながら最適なものを選出していきます。通常3案程度の候補をご提案しています。
以上、弊社における企業の一般的なタグライン開発プロセスをご紹介してきました。優れたタグラインは、競合他社との差別化を図りながら、ブランドの核となる個性、ビジョン、価値観を定義します。適切に行えば、御社のタグラインは、御社と顧客との間に永続的な(感情的な)つながりを生み出すことができます。
お客様のご要望によっては必ずしもこのようなプロセスとは限りませんので、都度柔軟に対応しております。まずはお気軽にご相談ください。
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