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企業の価値を再定義する。周年記念から始める、これからのコーポレートブランディング

企業を取り巻く環境が大きく変化する中、自社が社会にどのような価値を提供し、これからどこへ向かうのか。改めて考える企業が増えています。

テクノロジーの進化や働き方の多様化、市場ニーズの細分化。創業時に掲げた理念や、これまで培ってきた強みを大切にしながらも、今の時代に合わせて自社の価値や役割を見つめ直す必要が出てくることもあります。

とはいえ、日々の仕事に追われる中で、会社のアイデンティティやブランドについて立ち止まって考える機会は、そう多くありません。

その一つのきっかけになるのが、「周年」という節目です。

10周年、20周年、50周年。周年記念は、これまでの歩みを振り返り、祝うためだけのものではありません。自社が大切にしてきたものを改めて確認し、これからの姿を考え、社内外と共有する良い機会でもあります。

本記事では、周年をきっかけとしたコーポレートブランディングと、それを社内で共有していくインナーブランディングについて考えます。

目次

  1. これからの時代に求められるコーポレートブランディング
  2. 新しい価値を社内から育てるインナーブランディング
  3. 価値観を共有する「共通言語」としてのクリエイティブ
  4. まとめ

1. これからの時代に求められるコーポレートブランディング

従来のコーポレートブランディングでは、「自社の強みや信頼性をどう伝えるか」という対外的な情報発信が重視されてきました。

もちろん、それは今も大切です。一方で、情報があふれる現在、整えられたメッセージを発信するだけでは、企業の姿勢や個性はなかなか伝わりません。

私たちは、これからのコーポレートブランディングでは、「何をしている会社か」だけでなく、「なぜそれをするのか」「これから何を目指すのか」を、自社らしい言葉と表現で伝えることがより重要になると考えています。

周年は、こうしたことを考える上で自然なタイミングです。

これまで積み重ねてきた歴史があるからこそ、未来について語る言葉にも、その企業ならではの背景が生まれます。

「これまで」と「これから」をつなぐ

企業の価値を見直すことは、過去を否定して、まったく新しい会社になることではありません。

これまで培ってきた強みや考え方、企業文化の中から「自分たちらしさ」を見つけ、それをこれからの社会や事業環境の中でどう生かしていくのか。

そのつながりを見つけ、ストーリーとして整理していくことが大切です。

ステークホルダーと未来の方向性を共有する

顧客、パートナー、株主、地域社会など、企業にはさまざまなステークホルダーがいます。

周年は、自社の歴史を伝えるだけでなく、「これからどのような企業でありたいのか」を改めて共有する機会にもなります。

過去から未来へと続くストーリーを丁寧に伝えることで、これまで培ってきた信頼と、これからの企業の姿を自然につなげることができます。

2. 新しい価値を社内から育てるインナーブランディング

どれほど魅力的なビジョンやメッセージを発信しても、そこで働く人たちが実感を持てなければ、ブランドは表面的なものになってしまいます。

企業の価値を見つめ直す際には、社外への発信と同時に、社員がその意味を理解し、自分たちなりの言葉で共有できる環境をつくることも大切です。

周年という節目は、そのための対話を始めやすいタイミングでもあります。

会社が歩んできた歴史を振り返り、これからについて考える。普段は異なる部署や役割で働く人たちが、改めて同じテーマについて話す機会をつくることができます。

パーパスと日々の仕事をつなぐ

企業のパーパスやビジョンは、言葉を掲げるだけではなかなか浸透しません。

「自分の仕事とどう関係しているのか」「日々の判断や行動にどうつながるのか」。

社員一人ひとりが考えられる機会をつくることで、企業の考え方は少しずつ日常の仕事に根付いていきます。

また、自社がどのように生まれ、何を大切にしてきたのか。そして、これからどこへ向かおうとしているのか。そのストーリーを共有することは、社員が自分と会社との関係を改めて考えるきっかけにもなります。

インナーブランディングは、社員に価値観を「教える」ための活動ではありません。企業のこれからについて、組織の中で理解や共感を少しずつ育てていくプロセスだと、私たちは考えています。

3. 価値観を共有する「共通言語」としてのクリエイティブ

企業の価値観やビジョンには、どうしても抽象的な言葉が多くなります。

だからこそ、デザインや映像、ストーリー、プロダクトなど、言葉とは違う形で表現することにも意味があります。

抽象的な考えを、見たり、触れたり、体験したりできる「形」にする。

クリエイティブは、企業の考え方を社内外で共有するための一つの共通言語になります。

例えば、周年記念としてトータルデザインされたオリジナルグッズの制作が挙げられます。企業の新しいロゴやステートメント、未来へのメッセージを反映させたプロダクトを組織全体で共有することは、言葉以上に「私たちは一つのチームであり、新しい未来へ向かっている」という事実を強く意識させます。

ここで、新しい企業の価値観を体現するアプローチとしてデザインされた、ある周年記念のプロダクトセットをご紹介します。

【事例】新しいビジョンを身に纏う周年記念プロダクト

単なるお祝いの記念品ではなく、日常のライフスタイルに溶け込み、日常的に使用できるアイテムをトータルでコーディネートした事例です。

企業の新しいアイデンティティと遊び心をデザインに落とし込んだ、20周年記念のオリジナルプロダクト。Tシャツ、トートバッグ、靴下をワンセットのコレクションとして展開することで、組織の新しい世界観を視覚的・体感的に共有します。

文字で伝えるだけでなく、デザインされた「モノ」として共有する。このクリエイティブのプロセスがあって初めて、再定義された価値観は一過性のスローガンで終わらず、企業の新しい日常へと溶け込んでいきます。

まとめ

ここまで、周年記念という大きな節目を活用して、企業の価値を再定義するブランディング戦略の重要性について解説してきました。

実は、私たちmodisデザインも、まさに今、この「価値の再定義」の真っ只中にいます。2026年6月26日をもちまして、当社は設立20周年の大きな節目を迎えることとなりました。先ほど、新しい価値観を共有するためのクリエイティブの事例としてご紹介したオリジナルグッズ(Tシャツ、トートバッグ、靴下)は、私たちがこれまでの20年分の感謝と、これからの未来に向けた決意を込めて、自社のメンバーのために本気でデザイン・制作した、modisデザインの20周年記念プロダクトです。デザイン会社だからこそ、自らの節目においてもクリエイティブの持つ力を最大限に活かし、これからの姿を表現いたしました。

周年記念は、過去を懐かしむだけの節目ではありません。企業が次のステージへと進化し、その価値を広く社会へと再定義するための、またとないチャンスです。もし貴社でも、「数年以内に周年を控えている」「この節目に組織のカルチャーを刷新し、次の成長へ向けたリブランディングを行いたい」とお考えでしたら、ぜひmodisデザインにご相談ください

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