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英語SEOを成功させるポイントを解説!

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英語SEOを成功させるポイントを解説!

ビジネスのグローバル化が急速に進むにつれて、Webサイトを英語に対応させる動きが広まっています。そしてサイトの英語対応で欠かせないのが「英語SEO」です。

しかし英語SEOは、日本語のSEO対策とは異なる点が多く存在するため、「英語で集客サイトを作りたいけど、SEO対策の方法がわからない」「英語サイトのSEO対策をしているが、アクセスが伸びない」と悩む方は少なくありません。そこでこの記事では、英語SEOを成功させるためのポイントを詳しく解説します。グローバルなビジネス展開を考える企業は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

      英語SEOとは?

      英語SEOとは、英語を主要言語とするユーザーを対象とした「検索エンジン最適化(SEO:Search Engine Optimization」のことです。英語で検索された際に、自社のWebサイトやコンテンツが検索結果の上位に表示されるようにさまざまな施策を行います。
      英語SEOは英語圏のユーザーに対し、特有の文化や市場の違いなどを考慮して対策することが求められます。単にWebサイトやコンテンツを英語化するだけでは効果は得にくいため、しっかりとポイントを押さえて対策する必要があります。

      英語SEOの重要性

      インターネットの普及に伴ってビジネスのグローバル化が急激に進むなか、英語SEOの重要性は高まっています。
      英語を母国語にするユーザーや第二言語にするユーザーの人口は多く、日本の人口の何倍ものユーザーに向けてアプローチできるため、マーケティングにおいて英語圏の市場は非常に重要です。そのため英語に対応したWebサイト制作やコンテンツを発信させる取り組みも、重要なものとなっているのです。

      英語SEOと海外SEOとの違い

      英語SEOは、英語を話すユーザーをターゲットにしているため、国や地域は関係ありません。海外はもちろん日本国内にいる人でも、英語を話すユーザーをターゲットにアプローチするのが英語SEOです。
      一方、海外SEOは、特定の国や地域をターゲットにしたSEO対策です。英語圏だけでなく、たとえば中国やアジア、ヨーロッパなど、他の言語を使う国や地域も含んでいるのが海外SEOです。

      英語SEOの特徴

      英語SEOは「通常のSEOよりも難易度が高い」という特徴があります。一般的なSEO対策に加えて、英語特有の注意点が多数あるうえに、テクニカル面での最適化が必要となるからです。
      詳しい対策方法は後述しますが、たとえば現地からのアクセスを最適化する、言語ごとのURLを使用する、適切なタグを設定するなど、さまざまポイントが存在します。
      少しでも対策を間違えるとアクセスに影響を与えてしまう恐れもあるため、難易度が高いということに留意して、正確な方法で取り組んでいくことが大切です。

      英語SEOのメリット

      英語SEOに取り組めば、日本よりも多くのユーザーにアプローチできることはすでに紹介したとおりですが、その他にも以下のようなメリットが見込めます。

      • グローバルなアクセスが期待できる

      日本にいながらでも、海外のユーザーからのアクセスが期待できます。本来、海外に向けてビジネスを展開する場合、現地の代理店とのやりとりが必要になり、物理的な距離やコミュニケーションコストがハードルとなってしまいがちです。しかしこれらの手間を省き、直接的に海外のユーザーとやりとりできる点は大きなメリットです。

      • ブランド認知度を向上させられる

      英語圏の多くのユーザーに対して効果的にWebサイトをアピールできるようになり、ブランド認知度の向上にもつながるでしょう。

      • 国際的なパートナーシップの連携が見込める

      ユーザーだけでなく、海外の協力会社が見つかったり業務提携したりと、国際的なパートナーと連携できる可能性もあります。

      英語SEOのデメリット

      多くの効果が期待できる英語SEOですが、一方でデメリットも存在します。

      • 知識や時間が必要となる

      英語SEOに限らず、SEO対策には知識と時間が必要です。SEO対策を行ってもすぐに上位表示させることは難しく、競合調査やキーワード選定などさまざまな施策を行いながら、長期的な視点で取り組まなければなりません。

      • 文化にあわせた最適化が必要

      英語圏といっても、国や地域で文化は大きく異なります。表現方法やルールなどにも違いがあるため、検索するフレーズやキーワードも地域差が生じます。そのためターゲット市場をよく理解し、特有の文化にあわせたそれぞれの英語SEO対策をしなければなりません。

      • 競争が激しい

      英語圏の市場は日本と比較すると多くのユーザーにアプローチできますが、それと比例して競合も増えることが懸念点です。とくにグローバルな業界だと市場は激戦区であり、上位表示するにはさらに難易度もあがるでしょう。

      英語SEOを成功させる重要ポイント【コンテンツSEO】

      英語SEOは、「多言語サイトに対応したSEO」と「現地独自のサイトに対応したSEO」の2つの対策方法があります。前者の多言語サイトを作成してSEO対策する場合は、「コンテンツSEO」と「テクニカルSEO」の2軸で対策しなければなりません。
      この項ではまず、英語SEOを成功させるための「コンテンツSEO」について、重要なポイントを紹介します。

      ターゲット国を絞り込んだコンテンツ作成

      英語SEOの対策を進める前に、まずターゲット国を絞り込むことが重要です。英語を母国語として使用する国は多く、さらに第二言語として使用する国を含めると、その範囲は非常に広がります。
      英語圏の代表国と、英語を第二言語として使用する主な国を見てみましょう。

      英語圏の代表国アメリカ合衆国、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランド、南アフリカ、シンガポール など
      英語を第二言語として使用する国インド、フィリピン、マレーシア、香港 など

      上記一覧では、特に英語SEOによるアプローチをすることが多い国々を記載しています。そのほかにも英語を使用する国は多数あり、ターゲット層は膨大です。
      最適なコンテンツを作成するためにも、ビジネスをアピールしたいターゲット国を明確にすることが重要です。

      ターゲット国にとってタイムリーな内容の発信

      ターゲット国にとってタイムリーな情報発信にするため、現地のニーズや最新情報を調べておくことが重要です。日本にとってタイムリーな情報発信だったとしても、現地国ではそうとは限らないからです。
      たとえば季節商品を例に見てみましょう。日本の場合だと、冷房器具を使用するピークは7〜8月頃のため、5〜6月頃からコンテンツ制作を進めることを検討するのが一般的な流れでしょう。しかしターゲット国と日本の季節には違いがあります。現地の調査を怠ると、適切なタイミングで発信ができず、失敗につながる可能性もあります。
      英語SEO対策の効果をしっかりと出すためにも、現地の調査を行い、ターゲット国にとってタイムリーな情報発信を行いましょう。

      英語圏ユーザーにあわせたキーワードの選定

      キーワードを選定する際は、英語圏ユーザーやターゲット国で、実際に使われている単語を調査します。単に日本語から英語に変換するだけだと、現地では聞き慣れない単語である可能性があるからです。
      たとえば、日本では商品を持ち帰るときの言い回しとして「take out」を使うのが一般的です。しかしアメリカでは「to go」、イギリスやオーストラリアでは「take away」と表現します。またキーワードによっては複数の類義語がある場合もあります。
      最適なキーワードを選択するには、以下のような流れで抽出や判断をする必要があります。

      1. 単語の類義語を抽出する

      単語を直訳し、同じ意味を持つ類義語を抽出します。検索窓に直訳した単語と、英語で類義語を意味する「synonyms」を入れて検索すると、類義語が検索結果に表示されます。

      1. 類義語を検索し、同じ内容であるか判断する

      検索結果で出た類義語を一つずつ調べてみて、実際に意味したい内容のものが検索できるかどうかをチェックします。

      1. 検索ボリュームを比較して、一般的な単語を調べる

      2で絞り込んだ単語の検索ボリュームを比較して、どの単語がよく使われるのか調べてから、キーワードを選択するとよいでしょう。

      ネイティブ英語がわかる監修者を用意

      英語SEOに欠かせないのが、ネイティブ英語がわかる監修者です。キーワードの選定でも説明したとおり、日本語のコンテンツを単に翻訳しただけでは、適切にユーザーへと伝わりません。また翻訳の過程でニュアンスに差が生じ、結果として情報にズレが出るという恐れもあります。
      今では精度の高い翻訳ツールもありますが、やはり人間による事実確認は欠かせません。またターゲットのニーズを満たすためには、情報量や構成、読みやすさなどの質も問われます。そのため日本語を単に翻訳するのではなく、ネイティブによる監修でSEO効果を高める必要があります。

      英語圏特有のルールに注意

      英語特有のルールも存在します。英語SEOで注意するべき4つのポイントを紹介します。

      ポイント1. 記事タイトルは60文字を目安に

      記事タイトルの長さは、アルファベット60文字内に収めるようにしましょう。長すぎるタイトルが検索エンジンからの評価を下げるわけではありませんが、ユーザーがわかりづらいと感じてしまう恐れがあります。

      ポイント2. 見出し英語を使用

      見出しはキャッチーで簡潔な内容にすることが大切です。英語だと以下のポイントに注意してください。

      • 「the」「a」などの冠詞は基本省略
      • 「is」「are」などのbe動詞は基本省略
      • 過去形は使わず現在形にする
      • なるべく短い単語を使う
      • 「and」は「&」「,(カンマ)」を使う
      ポイント3. 頻繁に使うSEOフレーズを把握

      コンテンツを作成するうえでよく使うSEOフレーズを把握しておくと便利です。主なフレーズをいくつか紹介します。

      英語SEOでよく使うフレーズ意味
      How to AAする方法
      Pros and Cons of AAのメリット・デメリット
      A Tips to BBするためのAのポイント
      Best A for BBのためのAのおすすめ
      ポイント4. メタディスクリプションは150文字前後で作成

      英語でのメタディスクリプションは、アルファベット150字前後で作成するのが目安です。情報を要約する内容かつ、キーワードを含めて作成するようにしましょう。

      自然な文章で提供

      コンテンツを作成するうえで、自然な文章になっているかは非常に重要です。監修者だけでなく、英語での新規コンテンツ作成や翻訳も必ずネイティブに依頼しましょう。すでに述べたとおり、機械による翻訳ではユーザーへと適切に伝わりません。誤った表現になったり大げさな表現になったりする可能性もあります。
      またターゲットにあわせた文章であるかも重要です。たとえば専門性の高い記事ではフォーマルな表現が適していますが、若者向けのファッション記事だと俗語などを使って、ターゲットの関心を引きつけることも必要です。

      英語SEOを成功させる重要ポイント【テクニカルSEO】

      ここまで「コンテンツSEO」に関するポイントを紹介しましたが、この項ではテクニカルSEOに関する重要なポイントを紹介します。

      言語ごとのURLを使用

      日本語や英語などそれぞれの言語のページは、独自のURLを設定することが英語SEOでの重要ポイントです。同じページ内で複数の言語を切り替えても、検索エンジンはいずれか一つしか認識しません。言語ごとに独自のURLを正しく設定することで、複数のページを検索エンジンから評価してもらえます。

      hreflangタグの適切な使用

      「hreflang」とはHTMLタグの一つで、各ページに適切に配置する必要があります。
      英語SEOに限らず、多言語でSEO対策を行う場合、コンテンツページが「どの言語に対応しているか」「どの国や地域がターゲットか」を、検索エンジンに伝えなければなりません。そこで必要となるのが、hreflangタグです。
      たとえば同じ英語でも、アメリカとカナダの双方に向けたコンテンツを制作する場合、各ページに対して別のhreflangタグを設定します。反対にhreflangタグを設定しなければ、検索エンジンに「重複しているコンテンツ」と判断されてしまい、評価を下げられる可能性があります。

      hreflangタグの設定方法については、以下のとおりです。

      【hreflangタグの設定位置】

      hreflangタグは、各ページの<head>内に追加します。

      【hreflangタグの記述内容】

      <link rel=”alternate” hreflang=”●” ref=”https://○○○.com/●” />

      「●」の箇所に、対象となる言語や地域のコードを記述します。

      【hreflangタグの記述例】(アメリカの場合)

      <link rel=”alternate” hreflang=”en-us” href=”https://○○○.com/en-us” />

      主な国のコードは、以下のとおりです。

      基本(未特定)en
      アメリカen-us
      イギリスen-gb
      カナダen-ca
      オーストラリアen-au
      日本jp ※一般的に「en-jp」は使用しません。

      適切にhreflangタグを設置すれば、ユーザーが使っている言語や国、地域に合わせて、最適なページを表示できます。

      言語切り替え機能を実装

      ひとつのWebサイト内に複数の言語がある場合は、言語切り替えの機能を設定しましょう。ヘッダーやフッターなどのわかりやすい位置に、切り替えボタンやプルダウンを設置します。

      表記方法は、その国の言語または言語コードを用います。

      • 言語:日本語/English/中文 など
      • 言語コード:JA/EN/ZH など

      ユーザーがサイトを訪れた際に、言語切り替えボタンがすぐにわかることで、サイトの離脱などを防げます。

      対象国に合わせたドメインを選択

      英語SEO対策では、ドメインの選択も重要なポイントです。「gTLD」か「ccTLD」を選択します。

      【gTLDとccTLDの違い】

       gTLDccTLD
      対象国英語圏全体をターゲットにする (国や地域は明確でない)ターゲットにする国が決まっている
      ドメインの例.comや.net.us(アメリカ).ca(カナダ)

      基本的には、.comや.netなどの「gTLD」を選択すれば問題ありません。とくに.comは信頼性のあるドメインと判断されやすいです。
      ターゲットにする国が決まっていて、なおかつ将来的にビジネスの拡大や変更する可能性がゼロであれば、.usや.caなどの「ccTLD」を選択するケースもあります。ccTLDを選択するメリットとしては、その国との関連性を高め、検索エンジンへのアピールにつながることです。
      反対に、アメリカをターゲットにしているのに、カナダの「.ca」を選んでしまうと、検索エンジンがカナダ向けの発信であると判断してしまうため注意が必要です。

      文字コードを統一

      文字コードは「UTF-8」に統一し、言語ごとに異ならないようにしましょう。
      文字コードとは文字をコンピューター上で処理や通信するために、一文字ずつ割り振られた数値のことです。海外のサイトで一般的に使われる文字コードは「UTF-8」であり、世界の主要言語の文字がほぼ登録されています。
      現在では日本でも「UTF-8」で制作されることが多いですが、古いサイトだと文字コード「Shift_JIS」が使われている場合もあります。「Shift_JIS」は日本語特有の文字コードであり、海外のブラウザで見られない恐れがあります。
      文字化けを防ぎ、ユーザーの利便性を下げないためにも、文字コードは統一させましょう。

      IPアドレスをもとに特定の地域からアクセスしたユーザーを自動で振り分けない

      IPアドレスをもとに、特定の地域からアクセスしたユーザーを、ユーザーの言語設定に基づいて自動でリダイレクトする設定は避けましょう。自動リダイレクトを設定していると、ユーザーだけでなく、検索エンジンがサイト内の別の言語を見られなくなることがあります。
      通常、Googleの検索エンジンはアメリカからアクセスしています。自動リダイレクトするとGoogleはアメリカを対象としたページしかアクセスできず、結果的に他の言語ページはインデックスされなくなります。
      たとえば、日本にいても英語サイトを見たり、海外にいても日本語サイトを見たりすることもあるでしょう。法律や規制などを理由に他の国からアクセスできなくする必要がない限り、どの国・言語のページにアクセスするかはユーザーの自由です。そのためわかりやすい位置に、言語切り替え機能を実装する方法が推奨されています。

      言語別にXMLサイトマップを作成

      「XMLサイトマップ」は、言語別のサイトごとに作成するのが効果的です。
      XMLサイトマップは、サイト内の各ページ情報を検索エンジンに知らせる役割があります。検索エンジンはXMLサイトマップをもとにWebサイト内をクロールするため、早くインデックスされるようになります。
      言語別でサイトマップを作成すれば、サイト自体のドメインパワーが強まるため、上位表示にも有効な手段です。

      現地のサーバー利用の検討

      サーバーは現地のものを利用するのが効果的です。アクセスする地域からサーバーの距離が離れているほど、ページが表示される速度が遅くなってしまい、ユーザーの利便性を下げてしまうからです。
      たとえば日本のサーバーにのみデータを保管している場合、別の国から日本にアクセスする必要があるため、物理的な距離が生じます。しかし現地にサーバーを置いて日本のサーバーから情報を転送しておくことで、現地のユーザーとの通信距離は縮まり、ページの表示速度も速まります。

      現地サイトからの被リンクの獲得

      英語SEOにおいても被リンクの獲得は、SEO的によい効果が得られます。現地のサイトから被リンクをもらうことで、サイトとその地域の関連性が高いことを、検索エンジンに伝えられるからです。
      反対に日本のサイトから積極的に被リンクを獲得する必要性は、あまりないといえます。日本のサイトとの関連性が高いと評価されてしまい、ターゲット地域で関連性を示せなくなってしまうでしょう。

      英語SEOは知識が豊富なプロに任せるのがおすすめ

      英語SEOの重要ポイントを「コンテンツSEO」と「テクニカルSEO」に2軸に分けて紹介しました。日本語を単に翻訳するだけでは効果が薄く、日本のSEOとは異なるさまざまな施策が求められます。また業界によっては市場の競争が激しく、さらに難易度が高まることも考えられます。そのため英語SEOの対策は、豊富な知識を持ったプロに依頼するのがおすすめです。当社では、国内外のコミュニケーション施策をサポートしており、英語によるコピーライティングや翻訳をはじめ、ローカライゼーションの提案も可能です。
      英語SEOの方法がわからない方、英語SEO対策をやっているが結果が出ない方は、一度お気軽にご相談ください。

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